人間・社会系部門

サステナブル建築の新パラダイム:DX、マネジメント、超境界

  • (7) エネルギーをみんなに そしてクリーンに

  • (9) 産業と技術革新の基盤をつくろう

  • (11) 住み続けられるまちづくりを

  • (12) つくる責任 つかう責任

  • (17) パートナーシップで目標を達成しよう

研究室概要

野城研究室では1990年代初頭からサステナブル建築に関する教育研究に取り組んできました。いま、世の中に拡がったサステナビリティに対する関心と人々の行動が実を結んでいくためには、できるとことから行動し、その結果を評価分析し、そこから学び、系統的組織的に取り組める仕組みを構築し、さらに行動・評価分析・学びを重ね、仕組みを継続的に改善することが求められます。この一連のプロセスを動かすためには、様々な境界を超えた連携をしつつ、Digital Transformationを進めつつ、包括的にマネジメントを展開しいくことが不可欠です。では、具体的にどうすればよいのか?研究室の取組を紹介します。

担当教員 / 研究室
野城研究室

サステナブル建築を実現するために、デジタル化されたテクノロジーを活用していくための可能性が高まり、端緒となる実践も種々展開されています。そこで野城研究室では次のような研究を展開しています。
・建築がどのように働き、そこで人々がどのように行動しているのかを把握するために、そもそもどのようなセンサーをどのように配置してどのように解析しどのように分析すればよいのか、
・その分析結果をもとに、建築構成材や建築設備、あるいは建築のなかで動く自動走行体を、相互の動きが調和して作動していくためにはどうしたらよいのか。
・温室効果ガスの発生削減や固定に関する活動が建築の敷地を越えて拡がっていくためには、言い換えれば建築プロジェクトに集積する資金が敷地外での温室効果ガスの削減固定活動に波及していくためには、どのような計測・検証システムを構築すればよいのか
・刻々と変わる建築への要求条件に対応して、建築を変容させていくプロセスによる環境負荷を低減するためには、どのようにデジタルツインの手法を展開していけばよいのか
・建築各部位の機能の相互関係をmachine readableにすることで、設計知を見える化していけないか
・上記の試みを支援するために、建築を作り、使う人が空間情報を共用できるようにするためにはどうしたらよいのか

野城智也/野城研究室